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介護施設の種類まとめ|施設ごとに介護職員の働き方はどう変わる?

介護の職場には、さまざまな形態の施設があります。
それぞれの施設には特徴があり、職員の働き方も異なってくるので、人によってどの施設が向いているかが決まります。

そこで、この記事では、さまざまな介護施設について、働き方の特徴やそこで働くメリット・デメリットを紹介します。

よく耳にする5つの介護施設。それぞれの施設の特徴について

高齢者向けの介護施設のうち、有名なものは5つあります。

そのうちの3つは介護保険施設といわれており、「老人福祉施設」と「老人保健施設」、「介護療養型医療施設」があります。
他には「有料老人ホーム」と「経費老人ホーム」があり、全部で5つです。

老人福祉施設は特別養護老人ホームとも言われ、介護度が高い高齢者が入所する施設です。
入所者のほとんどは要介護4や5といった重度の介護度の高齢者になります。

老人保健施設は生活リハビリを行う施設であり、要介護1以上の人が入所します。

介護療養型医療施設は長期療養が必要な高齢者が入所する施設で、将来的には廃止されることが決まっています。

有料老人ホームは民間が運営する老人ホームです。

経費老人ホームは経済的な負担が難しい高齢者が入所する施設になります。

すべての介護施設は6つに分類できるんです

先ほど紹介した有名な介護施設以外にも、さまざまな介護施設が存在していますが、以下のように大きく6つに分類することができます。

介護施設の分類
  1. 通所型:デイサービス・地域密着型通所介護など
  2. 訪問介護:ホームヘルプ・訪問入浴など
  3. 短期宿泊型:ショートステイ・短期入所療養介護
  4. 入所型:特養・老健・有料老人ホームなど
  5. 複合型:小規模多機能型居宅介護など
  6. 地域密着型:グループホーム・地域密着型特定施設入居者生活介護など

通所型介護施設(デイサービス・地域密着型通所介護など)での働き方の特徴とメリット・デメリットは?

「デイサービス」と呼ばれる通所型介護施設で働く介護職員の特徴ですが、昼間通ってくる高齢者のサポートをする仕事です。

仕事内容は、食事や入浴の介助、レクリエーションをしたり、機能訓練などを行っています。

通所型介護施設のメリットとしてあげられるのは、通ってくる高齢者は介護度の低い人が多いため、高齢者の話し相手になったり、見守りが中心になります。
介護初心者向きの仕事です。

また、デメリットと言えるのは、通所型介護施設は特に資格がなくても、誰でも働くことができるため非常勤が多くなっています。
お給料が安いと言われる介護職の中でも、時給は低い方でしょう。
仕事内容はハードではありませんが、金銭面のデメリットが考えられます。

訪問介護(ホームヘルプ・訪問入浴など)での働き方の特徴とメリット・デメリットは?

高齢化社会にともない介護職員の求人は増える一方です。
その反面安い給料や、手厚いとは言い難い待遇などで問題点も度々ニュース番組などで取り上げられています。
在宅介護職員のストレスは増える一方で、ひどいときには犯罪を導いてしまった事例もあります。
そんな中で好きな時間、自分の都合に合わせて働くことが出来る訪問介護はメリットが多く、注目されています。

訪問介護の特徴は短時間です。
どんなに相性の良い人同士でも長い時間、一緒にいるとそれぞれで不満が募ってしまいます。
時々顔を合わせるくらいなら、会うのが楽しみになって、ストレスなく仕事ができます。

一方で、生活のために働くと考えると、訪問介護だけで生活の全てを補うことは難しいので、この点が唯一デメリットと言えるでしょう。

短期宿泊型(ショートステイ・短期入所療養介護)での働き方の特徴とメリット・デメリットは?

「ショートステイ」と呼ばれる短期宿泊型介護施設で働く職員の特徴は、短期間入所する高齢者に対して、入浴や排せつ、食事の介護などの日常生活のお世話をすることです。

短期宿泊型介護施設のメリットとしてあげられるのは、短期間の世話であり、要介護度の低い利用者が多いため、職員の心身にかかる負担が少ないことです。

短期宿泊型介護施設のデメリットと言えるのは、一時的な利用なのでリピーターが少なく、短期宿泊型介護施設を訪れる高齢者の状況が把握しにくいことです。
常に新しい人の面倒をみなければなりませんから、話を合わせるための気苦労があるかもしれません。
性格がわからないことから、対人関係面でトラブルが発生することがあるようです。

入所型介護施設(特養・老健・有料老人ホームなど)での働き方の特徴とメリット・デメリットは?

入所型介護施設で働く事の特徴として、まず仕事量の多さです。

ホームヘルパーなどの居宅サービスに比べ、職員一人で見なければいけない要介護者の数が違うことに起因するものです。それは、子ども一人の家庭と子供が三人いる家庭の大変さが違うのと同じように見ていなければいけない人数が、一人二人変わるという事はそれだけ違います。

上記の見るという事は、ただ単に見るわけではなく責任を負うという事なので、仕事量はやはり増えていきます。

メリットとしては、仕事量が多い分、体力を求められます。体を動かす仕事はしたいけども、土木や建設などの野外でやる仕事はきつすぎるという場合、室内である分女性でも仕事をこなす事が出来ます。

デメリットとして、コミュニケーションをとって一人一人と向き合いたいという人には向いていません。身体介護をこなしていかないと業務が回らず、介護施設として成り立たないからです。

複合型介護施設(小規模多機能型居宅介護など)での働き方の特徴とメリット・デメリットは?

複合型介護施設の職員の働き方の特徴は、患者の体調の確認を交代でしていることです。
1日3食、患者がきちんと食べたかどうかの確認も行っているので、神経を使う仕事でもあります。
深夜の時間帯にも患者の様子を見ているため、家族が安心して任せられるのがメリットです。また、緊急の際は大きな病院へ搬送する体制も整っているので、健康面でも安心できます。ただ、病気がちな高齢者を預ける時は複合型介護施設ではなく、病院のほうがいいかもしれないです。

デメリットは、離れた位置から患者の体調がわかる仕組みがないことです。病院には血圧の変化で容態の変化がわかる設備がありますが、複合型介護施設にはそこまでの機能は備えていません。そのため、いざという時には間に合わない可能性もあります。

地域密着型サービス(グループホーム・地域密着型特定施設入居者生活介護など)での働き方の特徴とメリット・デメリットは?

地域密着型介護サービスは特に認知症の方でその地域に住んでいる方を対象として介護するものです。
グループホームの特徴としては、認知症の方が主な対象となるので身体的ケアはもちろんですが、精神的なケアも必要となります。

メリットは、家庭的雰囲気を大事にしてケアをすることが出来るので、入居者に寄り添った介護をすることが可能になります。
入居者とともに食事を作り、みんなで団らんで食事をとったり、家族のように生活するのが特徴的な施設です。

デメリットは、認知症対応となるため、自分自身もストレスに侵されてしまうことだと思います。

身体的ケアよりも精神的ケアが重要となるので、身体的ケアがきつくてなかなかできないと感じる方にはいいかもしれません。


いかがでしたか?

働いてみたいと感じる施設は見つかったでしょうか?
もし、「やっぱりまだピンと来ないな」という人は、介護転職サイトのプロのアドバイザーに自分の希望を伝えて、オススメの施設を教えてもらうといいですよ。

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