介護職の資格まとめ|全部で何種類ある?資格名と概要
介護職にはたくさんの資格があり、それらを取得することで任される業務の幅が広がったりします。
資格名とその概要、そしてどんな仕事が出来るようになるのかをまとめました。
Contents
介護職の資格は主に4つ
介護職の主な資格には、以下のようなものがあります。
- 介護職員初任者研修
- 介護職員実務者研修
- 介護福祉士
- ケアマネージャー
それぞれについて、取得方法、難易度、取得にかかる費用や期間を紹介します。
1.介護職員初任者研修
介護職員初任者研修とは、いわゆるヘルパー2級資格の代わりに創設されました。
介護職として働いていく場合には、最低限この資格を取得して働くことが推奨されています。
取得方法
まず介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の取得方法は決められたカリキュラムの受講です。
決められたカリキュラムを申込み、それらを受講することで取得可能です。
難易度
難易度は高くありません。
費用と期間
期間は3ヶ月程度で、費用は6万~10万円
2.介護職員実務者研修
介護職員実務者研修の内容とは、質の高い介護サービスを提供する為に必要な技術と知識を取得できます。
取得方法
実務者研修の取得方法は決められたカリキュラムの受講です。
決められたカリキュラムを申込み、それらを受講することで取得可能です。
難易度
難易度は高くありません。
費用と期間
期間は3ヶ月程度で、費用は6万~10万円
3.介護福祉士
介護福祉士の受験資格には、介護職員実務者研修の資格取得が必須となりました。
取得方法
介護福祉士は国家試験に合格して取得します。
一定の勤務経験も必要となり、筆記試験と実技試験とが実施されます。
難易度
国家資格のため、介護職員初任者研修・実務者研修よりも取得は大変です。
費用と期間
介護福祉士は国家資格なので、年に1回ある「実務者研修取得後国家試験」に合格することで取得となります。
そのため、取得に1年はかかります。
また、費用は国家資格受験費用として1万円前後かかります。
4.ケアマネージャー
ケアマネージャーは、サービス提供の給付管理、ケアプランを作成、変更して利用者に必要なサービス提供内容を検討する為のマネジメントを行い、実施状況とその効果をモニタリングする要の資格です。
5年以上の経験が必要であり、求められる役割も大きくなります。
取得方法
実務経験5年以上で受験可能となり、試験に合格することで取得できます。
こちらは受験資格が今後変更となり、介護職としては介護福祉士を取得して5年の実務経験に変更になります。
受験の際はしっかりと調べて受験してください。
難易度
ケアマネジャーは民間資格ですが、難易度は高いです。
費用と期間
実務経験5年以上が必要です。
また、受験には7~9千円ほどかかります。
その他の介護関連の資格は主に4つ
介護に関わる資格の少しマイナーなものには、以下のような資格があります。
- 介護事務
- 福祉用具専門相談員
- 介護予防運動指導員
- ガイドヘルパー
いずれも、将来安心な医療福祉に携わる資格なので、人気が高まってきています。
比較的簡単に取得出来るものも多いです。
それぞれについて、取得方法や難易度などについて紹介します。
1.介護事務
比較的簡単で女性に人気なのが介護事務です。
主な仕事の内容は、高齢者が福祉サービスを利用した際の費用を算定することで、デスクワークが中心になります。
取得方法
女性に人気の介護事務は受講期間も最短3日で、修了試験もありません。
難易度
高くありません。介護職や事務職の初心者にもおすすめの資格です。
費用と期間
受講期間が最短3日~1ヶ月。
費用は2万円ほど。
2.福祉用具専門相談員
取得方法
福祉用具専門相談員は、既に現場で働いている人のスキルアップにも最適です。
福祉用品のレンタルや販売業務をする仕事です。
難易度
研修を受けるだけなので、取得しやすい簡単な資格です。
この研修は、都道府県やシルバーサービス振興会が行っています。
費用と期間
最短5日の研修受講が必要。
費用は2万円ほどです。
3.介護予防運動指導員
介護を必要としないように予防する為に、筋力トレーニングや運動を通したケアをするのが、介護予防運動員です。
この資格があると、また違う視点から支援をすることが出来ます。
取得方法
介護予防運動指導員は、需要が高い資格です。
受験資格が、所定の資格を保有して実務経験があることになっています。
講座を受ける必要があります。
難易度
他の資格よりも難易度は高めと言われています。
費用と期間
最短1ヶ月での取得が可能です。
費用は8万円前後が一般的です。
4.ガイドヘルパー
ガイドヘルパーは人気が高い資格で、障害を持つ方々の移動補助をすることが出来ます。
ただヘルパーなどを取得しているより、外出介助が出来る幅が広がるので、スキルアップの為に取得する方も多いです。
取得方法
自治体が指定する養成講座を受けるだけで認められます。
難易度
講座を受けるだけなので、取りやすく簡単な資格です。
費用と期間
最短3日ですが、2万円ほどはかかります。